根岸港 アジ

2025年9月2日火曜日

根岸港

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根岸港でアジングを楽しんできました。釣行開始は仕事終わりの17時半ごろ。まだ周囲に少し明るさが残る時間でしたが、日が落ちきると同時に活性が上がり、短いながらも濃い時合いを体験することができました。釣果はアジ6匹。時合いは30分ほど。爆釣とまではいきませんでしたが、狙い通りに釣れたことが何より嬉しく、充実感のある釣行でした。


根岸港は横浜市内でもアジングが盛んな釣り場のひとつです。特徴的なのは、すぐ近くにある火力発電所からの温排水の影響を受けていること。これによって港周辺の水温が比較的安定し、深場にアジが居着きやすい環境になっています。日中に釣り船に乗ると分かるのですが、アジは根岸湾付近の深場の底に溜まっていることが多く、岸から狙うのはやや難しい印象です。しかし、まずめ時や夜間に潮位が高くなるタイミングでは、アジがエサを求めて港内に回遊してきます。この瞬間が岸釣りアングラーにとっての大きなチャンスです。


特に回遊時には、アジがイワシなど小魚を追っていることも多く、海面が騒がしくなる場面も見られます。群れの大きさによって釣果は大きく変わり、大きな群れが目の前を横切るとしばらく連発することがありますが、小さな群れだと一瞬で通り過ぎてしまい、わずかなチャンスを逃さない集中力が求められます。その後、港内に入ってきたアジは潮位の低下とともに再び港を離れ、根岸湾の各エリアへと散っていきます。つまり、この短い回遊時間をいかに捉えるかが勝負どころになります。


実際の釣り方ですが、アジングは非常に粘り強さが試される釣りだと思います。私自身、やっていてエリアトラウトと似ているなと感じます。魚がいるレンジを見つけて、そこを正確にキープすることが大切です。特に根岸港のように水深がある釣り場では、底付近を意識して攻めるのが有効です。ジグヘッドリグを使い、デッドスローで引いてくると、明確な「コツン」というアタリが出ます。レンジさえ合えば誰でも釣ることができる、シンプルながら奥深い釣りだと改めて実感しました。


根岸港はアクセスも良く、都市型釣り場でありながら魚影も濃い魅力的な場所です。アジの他にもこれからのシーズン、タチウオやシーバスなんかも釣れてくれます。ただここもゴミの問題が根強くありますので港で働く人に迷惑をかけないように釣り場は綺麗にしていきましょう。アジングを始めてみたい方にとって、根岸港はおすすめの釣り場ですよ。


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