高須海浜公園でサヨリが釣れているとの情報を得て、2時間ほど様子を見にいってきました。現地に到着するとすでにサヨリ釣りの人の多くは退散されたご様子。残念ながら朝方の爆釣タイムは過ぎており、海面は落ち着きを取り戻していました。それでも仕掛けを投入するとまだ残存業魚がおり、2時間で7匹釣ることができました。サイズは小型中心ながら、秋のサヨリシーズンらしい繊細な引きを楽しむことができ、シーズン本番真っ只中となってます。
サヨリ釣りには「浦安釣法」と呼ばれるカゴ釣りに似たものがあり、自分はこれを愛用しております。これは浦安や東京湾岸で発達したもので、仕掛けを遠投して表層を探りながらサビいて誘う方法だ。仕掛けにはコマセカゴを用い、ハリスは細く長めに設定し、サヨリが違和感なくエサをくわえられるよう工夫する。エサにはジャリメが基本で、真っ直ぐ刺して漂わせる。コマセは少しずつ拡散させ、魚を寄せつつも警戒させないことが大切とされる。
今回の釣行では、時合いを逃したため爆釣とはいかなかったが、エサの付け方やコマセの出し方を調整することでなんとか釣果を得ることができた。特に、コマセの量を控えめにして散り過ぎを防ぐとアタリが出やすくなり、浦安釣法の理にかなっていると感じました。ルアーでいうトップウォーターみたいな釣り方なんでなかなか興奮しますよ。
サヨリのサイズが良くなるのは11月以降で、30センチを超える「カンヌキ」と呼ばれる大型も回遊してくる。今はまだ小型中心だが、これから水温が下がり始めるにつれて型が良くなることが期待される。秋の高須海浜公園はこれからますます盛り上がる舞台となってきます。今回の釣果は7匹にとどまったものの、朝からやってた人は50〜とか釣り上げていたそうで。この釣りはキャストの爽快感と繊細なアタリの駆け引きが魅力であり、都市近郊で気軽に楽しめる釣りとしておすすめしたい。