フィッシュオン王禅寺釣行

2025年8月16日土曜日

エリアトラウト

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夏の王禅寺に行ってきました。エリアトラウトといえば冬のイメージが強いですが、真夏にも挑戦のしがいがある釣り場なんです。ハイシーズンではないこの時期は、大型の池ではなく「サブロー池」と呼ばれる小さめのポンドでの釣りがメイン。小規模ながら魚影は濃く、夏特有のシビアな状況の中で、いかにして魚に口を使わせるかが勝負どころとなります。


この日の釣りは、放流直後の定番ルアードーナからスタート。フレッシュな魚が多いタイミングなので、まずは手堅く反応を得られます。その後はNOA1.5gに持ち替え、その日のトラウトがどんな動きに反応するのかを見極めていく。王禅寺はプレッシャーも高く、ただ巻くだけでは見切られてしまうことが多いのが特徴です。この日は規則的なアクションよりも、スライド系の動きに反応が良さそうだと感じたため、グラビティにチェンジ。これが的中し、ポツポツと追加することができました。


さらにNOA Sからアキュラシーへと展開し、徐々に重さを軽くしつつ動きをスローに。魚が見切りやすい状況では、レンジとスピードの細かい調整が肝心で、これを意識することで釣果を着実に伸ばすことができます。結果的には4時間で20尾。真夏の王禅寺としては上出来の結果だったと思います。


王禅寺の面白さは、魚が簡単には釣れないところにあります。特に真夏のサブロー池の真昼間は本当に渋いので、パターンを探し当てた時の喜びは格別です。まさに「釣れて当たり前」の管理釣り場というイメージを覆す、奥深い駆け引きが楽しめます。


また、マイクロスプーンや、マイクロクランクの強さも見逃せません。水温が高い季節は特に有効で、うまく組み合わせればさらに釣果を伸ばす余地があります。状況に応じてルアーローテーションを繰り返し、魚のコンディションを読み取ることこそが王禅寺攻略の鍵。初心者には難しく感じられるかもしれませんが、この「難しさ」こそが夢中にさせる理由だと思います。


管釣りは貴族の遊びと言われるほどお金がかかる釣りなんですが本当に面白いので皆さんも是非お試しください。


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