昨日は午後3時ごろから城ヶ島に入り、夕まずめを狙って竿を振ってきました。天気が良くなかったので比較的安全な磯で釣りをしました。魚の反応はかなり渋く、アタリが出るまでにだいぶ粘る展開。結局、4時間投げ続けてようやく手にしたのは1匹。サイズはイナダかワカシかの境目あたりでしたが、ギリギリ30くらいってことでイナダと自己認定させてもらいます。釣果は少なかったものの、久々に竿をしならせてくれる一瞬が訪れると、アドレナリン全開で日頃のストレスも吹っ飛びます。
ヒットルアーはeブレード。途中、ジャックアイマキマキとローテーションしながら広範囲を探り、レンジやアクションを変えて探りました。青物がなかなか口を使ってくれない時期だからこそ、コツコツ地道に投げ続けて、ちょっとしたヒントから狙いを定めていくそんな釣りが大切だと実感しました。
ここからは最近の傾向について少し。釣りを続けていると、10年前と今とでは海の様子が大きく変わってきたと感じます。昔はワラサの群れが入ってきて、岸壁が一気に祭り状態になり、誰もが竿を曲げて大盛況という光景が見られました。ところが近年では、横須賀周辺でもソーダやイナダといった青物前半の釣果が年々落ち込んでいるように思います。温暖化の影響か、潮や回遊ルートが変わってしまっているのかもしれません。
一方で、逆に増えてきている魚種もあります。タチウオやクロダイは以前よりも釣果を耳にする機会が多くなり、釣り人の間でも狙う対象が広がってきています。こうした変化は釣りをしている人にとっては日々肌で感じるもの。魚が減っている、釣れにくくなっているといった実感は、ニュースやデータよりも現場の声としてリアルです。もしかすると、釣り人こそが海の環境変化をいち早く感じ取るセンサーなのかもしれません。
これから先、青物の釣果が再び盛り返すのか、それともさらに難しくなるのかは誰にも分かりません。ただ、変化の中でも試行錯誤しながら一匹に辿りつく過程こそが釣りの醍醐味。難しいから釣りだからこそ燃えるのは僕がドMだからでしょうね。